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​入部希望のみなさんへ

 青山学院大学の剣道部はその前身の青山学院剣道部の創設(1903年 明治36年)までさかのぼると、120年ほどの長い歴史に彩られてきました。剣道部の戦績は時代によって大きく変わっていますが、「学生主体」を掲げる部の根幹は変わらず守り続けています。現在の剣道部は、男女とも一般入試を経て入学した部員が大部分を占めています。私たちの大学には人文・社会科学系の学部が立地する青山キャンパス(東京都渋谷区)と理工学部と分離融合系の学部が設置されている相模原キャンパス(神奈川県相模原市)という2つのキャンパスがあります。

 

 剣道部の学生もそれぞれのキャンパスの各学部に所属していますので、各部員が勉学やその他のキャンパスライフあるいは学外の活動と両立させながら剣道部の稽古に励むためにはさまざまな工夫が必要です。限られた稽古時間で正しい剣道とその心を磨くため、全員参加で考え、全員が部の大切な一員としての役割を果たすことのできる組織づくりを大切にしています。剣道の技量や学年に関係なく、すべての部員が部の組織に配置されている総務、会計・調達、広報・コミュニケーション、渉外といった「チーム」に所属し、部活動を円滑に進めるための業務を担うだけでなく、お互いに学び・教えあいながら新しいスキルやテクノロジーの取り込みにも積極的に挑戦しています。大学の部活動ではありますが、運営面については「学生主体で動かしている会社」に近いイメージであるといった方が適切かもしれません。剣道部で4年間を過ごせば、卒業後にさまざまな場面で応用することのできるスキルや知識が自然と身についているはずです。

 

 私たちの剣道部は、「剣」道においては指導者の先生方から日本剣道形を大切にしたご指導をいただき、試合でもその姿勢を失うことなく、正々堂々とチャレンジすることを最も重視しています。その延長線上で全日本学生剣道優勝大会出場の扉を開けることが、毎年の目標となっています。この目標を実現するために、部員一同、日々の稽古に真摯に向き合うとともに、柔軟かつ効率的、効果的な部の組織作りとその強化に力を入れています。

 

 ここまで現在の青山学院大学剣道部の特長についてお話いたしましたが、それだけでは、入部をご検討してくださっている皆さんや将来の本学進学と剣道部入部をお考えくださっている皆さんに、個々の剣道部員像をイメージしていただくことが難しいと思います。そこで、このウェブサイトの部員紹介欄では、「他己紹介」(仲間同士がお互いを紹介しあう)形式をとり、それぞれの部員の等身大のイメージ (?) をお伝えしています。少し不真面であるという印象を抱かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、稽古での部員たちの姿、そして部内の各「チーム」で業務遂行する時の様子は、それとは完全に対照的に真剣そのものです。

 

 このような組織のもと、このような剣の道を目指している、このような仲間たちと、思いやりと熱き想いを胸にともに目標を実現したいと感じてくださったら、ページ下の問い合わせフォームより、気軽にお問合せください。稽古の体験参加も大歓迎です。

​剣道部長 / 青山学院大学教授  東 伸一

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